パタヘネChapter2 part1
性能の役割
2.1 はじめにp.50
1.コンピューターのプロセッサを高速なものに取り替えると、 応答時間が短縮される。また、作業が早くなるため、スループットが増大する。 2.複数プロセッサを使用してタスクを分担しているシステムにプロセッサを追加する。 並列処理を行うわけだから、応答時間は変わらず、スループットが増大する。 →処理能力よりも仕事量が多い場合は応答時間が短縮される。これは思いつかなかった。例外は常に考えないと。
応答時間に注目すると、
となる。
ただし、性能x=px、実行時間x = exと表記している。数式に漢字が入れられなかった。。
例題 相対性能p.53
略。
2.2 性能の測定p.53
- プログラムの実行時間
- 最も単純な時間の定義は応答時間または経過時間(elapsed time)
- ディスク・アクセス、メモリ・アクセス、入出力動作、OSのオーバヘッド(間接作業)などのすべてを含む。
- 経過時間とプロセッサが実際に処理に費やした時間とを区別するためにCPU実行時間(CPU execution time)ないしCPU時間という概念を導入。
- これは該当プログラムのためにCPUが費やした時間。
- CPU時間は、
- ユーザーCPU時間…プログラム中で費やされたCPU時間
- システムCPU時間…プログラムに代わってOSがタスクを遂行するために費やしたCPU時間
の二つに分けられるが、正確な区別は難しい。
- 性能を以下の二つに区別する
- システム性能…他に負荷のかかっていないシステム上での経過時間
- CPU性能…ユーザーCPU時間
コンピューターはほとんどすべて、クロックに基づいて動作を行う。クロックは一定の速度で時を刻んでおり、ハードウェア内で事象を起こすタイミングを決定する。
その時間間隔をクロック・サイクル時間(clock cycle time)と呼ぶ。クロック・サイクル時間の逆数をクロック周波数(clock rate)という。